妄想限界



命は有限だと、人は有限だということを時々忘れてしまう。

きっと私は罰当たりだ



亡くなったと聞いた時いつもハッとする

いつも隣にいるような気がして私は何も疑わない。会話としようと思って横を向くと当然のように私の隣は誰もいなかった。私はあまり人の目を見て話すことをしないから気づかずそのまま話を続けてしまう。


空は繋がっているって誰が言ったの。
あの人が住むところと私の住むところの天気も気温も湿度もなにもかも違うのに誰が空は繋がってるって言ったの?遠くその先の空が繋がっていたとしても見えない。私には上手く見ることができない。見えないものを上手く信じることができない。


ふと、会いたいなって思った人がいた。時間がない生活の中でふと会いたいなって思った。会えるのか会えないのか今何をしてるのかとかそんなことはどうでもよくて、ただ会って笑いながらくだらない話をして欲しいって思った人がいた。それがちょっと意外な人だったから自分の中で少し驚いた。いつから連絡を取っていないのかも覚えてなくて履歴を見たら、半年前以上前にお昼ご飯を食べただけでそれっきりだった。

あの時は半袖を着ていた。
あの時は髪が長かった。


今はコートを着てマフラーをしている。
髪も切ってしまった。


私の求める頻度はいつもこのくらいなのかもしれない。


私の求められる頻度もいつもこれくらいだったらいいのに。


人の命の短さを曖昧に気にせずに生きてしまう罰当たりな私なのに、どうしてだか人との関係が日常になってしまうことが怖くて、日常を失ってしまうのが怖くい。私だけの生活のリズムや精神のリズムを崩さないように怯えながら過ごす毎日にいつか終わりがくる日がくるのだろうか。


なんだかつじつまが合わない

いつもなんだかつじつまが合わないんだ。