群青




情緒不安定が加速していく


だめになってく



お風呂の中で浮かんでいた言葉がもうバラバラに崩れ落ちてしまった。
日記に書き留めておこうと思ったのに


また蹲ってしまう。



楽しかった日のぶり返しが激しくなってしまっていて、もう楽しいことなんて起きなくていいって思ってしまうくらい悲しくて悲しくて悲しい。


また小説をたくさん読もう。



現実から逃げることでしか自分を守れない




1008


今一番楽しくない事が勉強で
今一番楽しい事が勉強で
今一番大嫌いな事が勉強で
今一番大好きな事が勉強で
今一番やらなきゃいけない事が勉強で
今一番やりたくない事が勉強で
今一番やりたい事が勉強で
今一番夢中になってる事が勉強で

今一番大切なものって勉強でそれは自分自身ってことでただ単に今の私は自分自身にいっぱいいっぱいになってるだけだった

尽く尽く不器用だなあこんなんじゃ誰も大切になんかできないよなあって思いながら、月食なんて遠に終わっていたまん丸な月を見上げながら大学を出た

あまりにも輝く月をみて笑いそうになった


私は誰にも負けたくないし、一番自分に負けたくない


頑張る絶対頑張る



違和感


私が元彼にまた付き合いたいと言われて断った日は、元彼がその時の彼女と別れて二日後だった。そして、その約一週間後に元彼のセフレが彼女になってた。とても幸せそうな彼女を見ると。ほんとに幸せってなんなんだろうって思う。

待ってて良かった。
今が最高に幸せ。って呟く彼女を見て私は断って良かったなって本気で思ったし、何も知らないで幸せだって思うのってやっぱりちょっと痛いって思ってしまった。少しの優越感と共に断ったのは正解だった、一人の方が幸せだって私はあの時感じた。

だったら元彼は私と今の彼女二人ともを幸せにしたんだな、って今となっては思う

それもおかしな話だけど。


幸せってなんだろう。
見えない部分を不安に思って自分の中の自分をがんじがらめにするより、目の前のことに対してああ今幸せだな、良かったな、私ってこんなにも愛されてるんだって思えたらどんなに楽か。

私は彼女とのセックスに◎や×を付ける男も知ってるし、彼女がいるのに告白してくるような男も知ってる。彼女じゃない側からいろんな人を見てきた。でも、いたってその男たちの彼女たちはとても幸せそうだった。それがなんとなく違和感でたまらなかった。なにがそんなに幸せなのか全然わからない。

私は彼女たちみたいに知らないことを知らないままにできない。なにも知らないことが一番怖い。ほんとは◎や×付けられてたり、別の女の子に告白なんかしちゃってるかもしれないって考えれば考えるほどもう浮かれてる自分が恥ずかしくてどうしようもなくなる。なんであんなに笑ってられるんだろう。

彼女の立ち位置がわからないまま、もうほとんど幸せが何かもわからないまま、私はこの先誰かを好きになってその人のこと正面から信じて、ああ、あの人からこんなに愛されて私ってなんて幸せなんだろうって晴れた空を見上げる日がくるのだろうか、


あの人はきっと明日も、ああ幸せだな信じて良かったなって晴れた空を見上げてるんだろうなって、思う。




Red Zone



金もくせいの匂いがする

甘くて歯が痛くなりそう

秋には恋に落ちないって決めていたけど

もう先に歯が痛い

金もくせいを食べたの

金もくせいを食べたの


だから

歯の痛みにはキス



愛捨てた愛してた

iPhoneを両手で扱うくらい繊細になれたら人生は変わっていたのかもしれない。

歯ブラシを取る時に近くにあったお父さんのカミソリで指を切ってしまった日から歯ブラシを取る時はカミソリに当たらないように慎重になる。ちょっとだけ怖くなる。指を切るまではカミソリなんて視界に入ってこないほどサッと歯ブラシをとることができていたのに。どんどんこうやって痛みを知って物事を恐れて不器用になっていくのだろうか。やるせない。本当にやるせない。
久々にiPhoneが光ってあの人からの連絡。意識すればするほど言葉が出てこない。向こうも同じ。用事なんてない。たいして盛り上がらないメールをぽつぽつと続けて終わり。そりゃそうだ、二人で会ってる時カフェで二時間無言だったしそれがメールになったからって言葉がでてくるわけじゃない。でも、それでも、あの人と同じ空間で同じアイスカフェラテを飲んでた二時間は私にとっては特別な思い出になってしまった。久々の連絡だって舞い上がるくらい嬉しい。だからこそまた更に言葉を吐けないようになってしまった。あの人に触れると私はどんどん不器用になってく。嬉しいが嬉しいと言えない。悲しいが悲しいと言えない。でも、またいつかあの人に会えた時にお久しぶりです、って一言笑って言えたらそれでいいかなって思ってしまうんだ。

ささくれ

人生はちょっとチクっとするくらいがちょうどいい、不完全なほど愛しい。

何も期待してなかったはずなのになんでこんなにチクチクするのかわからない。私は少しも大人になんかなれてないんだなってチクチク、チクチク。チクチク。

会いたい人に会いたいって言えない。好きな人に好きって言えない。ごめんねって思ってる人にごめんねって言えない。ありがとうって思ってる人にありがとうが言えない私が愛してる人に愛してるなんて言えるわけなくて、私は何を伝えて人と関わっていくんだろうって。

私の幸せはあの人じゃないってわかってた、なのにチクチクする。

何を望んでるのかわからない。何が欲しいのかわからない。でも欲しかった。今でも欲しいんだと思う。何かはわからないけど